h01.まずは水洗い(すすぎ)から

用意したお米を、たっぷりの水で素早く2~3回かき混ぜ、すすぎます。米の表面についているヌカや汚れを洗い流すためですが、乾いたお米は吸水しやすく、臭いも吸収しやすいですから、ここは手早く素早くおこなってください。

※使う水がごはんの美味さを左右します。
水道水でもおいしく飲むことができる地域は、そのまま水道水をお使いいただいてかまいませんが、そうでない地域は、すすぎと炊くときだけでもミネラルウォーター(天然水系:軟水)の使用が望ましいでしょう。

h12.次に「とぎ」に入ります。

次に「とぎ」に入りますが、とぎは米の旨味を残すため、こすり合わせず、ボールを手で掴むような形にして、先ずは20回手早くかき回してすすぎ、続いて10回かき回してすすいでください。これで終了です。

※ゴシゴシとぐのは今は昔。今では精米機の性能も良く、精米後はヌカもそれほど付着していません。
※最終的に水が透明になるまですすがないようにしてください。水が透明になるということは、お米の旨みも流してしまうということです。

h23.炊くときの水加減

といだお米は、炊く前にはザルに上げずに水に浸しておいて良いです。炊くときの水加減は炊飯器のメモリ通りがベスト。水に浸しておく時間も不要です。今は以前と違い炊飯器が炊飯している時間内で調整してくれます。水に浸しておかなくても、お米に芯が残ることもありません。

また当店のお米は新米時でも、通常の新米を炊く場合に比べ、一粒一粒がしっかりとした存在感を残します。そのため、水の量を控えなくとも美味しくお召し上がりいただけます。あとはお好みでどうぞ。

4.炊き上がったら

炊きあがったら出来上がりで蒸らしは不要。直ぐにフタを開けて構いません。これも炊飯器が調整してくれています。
蓋を開けたらシャモジでご飯を十字に切り、1/4ずつひっくり返し、やさしくほどくように空気を含ませていきます。余分な水分を飛ばしてしまうのがコツです。
お米のツヤ、風味、粘り、そのすべてを確かめ、お召し上がりください。

「大切なのは、質の確かなお米と旨い水を揃えることです」

おいしいお米をおいしく炊く・・・最高の贅沢かもしれません。

h4※冷や飯をお試しください。

炊き上がった後、電子ジャー等での保温は、お米の風味や食感を損ないます。
保温はなるべく避け、炊き上がったらスイッチを切ることが望ましいです。
お米は冷めてから、美味さに格段の差が出ます。
当店のお米は、お弁当やおにぎりにして抜群の食感と美味しさです。
翌日にいただく場合、季節にもよりますが、炊いたご飯をおひつに移し、ラップを掛けてそのままキッチンや戸棚で常温保存がベストです。傷みやすい季節は、ご飯にまだ温かさがある内にラップで包み冷凍庫へ。(タッパでの冷凍保存は解凍が上手くいきません)解凍はレンジでチン!これでまたモッチリとした食感が味わえます。

h5たくさん炊いた方が美味しい?

ガス釜で炊いていた頃、大家族で食卓を囲むと、ご飯もより美味しく感じました。
「ご飯はたくさん炊いた方が美味しい。」そう言われていました。
確かにガス釜で炊くご飯は美味しいです。
しかし今では殆どの家庭が電子ジャーで炊きます。
電子ジャーの場合、釜に対してお米の量を半分以下に抑えると、ガス釜に劣らず美味しく炊きあがります。5合炊きの釜なら2.5合、1升炊きの釜なら5合くらいまでが、格別に美味しく炊けるお米の量です。