魚沼産コシヒカリは、南魚沼市・十日町市・魚沼市・小千谷市・津南町・長岡市(川口)・湯沢町(作付面積順)の、5市2町で獲れたお米です。
日本穀物検定協会の米食味ランキングでは、28年連続で「特A」認定と国内最高評価の良質米。 平成の米騒動(エルニーニョ現象による冷夏での米不足)の年でも、全国で唯一「特A」の認定を受けた産地です。
この5市2町で獲れたお米は、どれも確かに美味しいのですが、この魚沼の中でも、生産場所や生産者の違いにより、群を抜いて美味しいコシヒカリが存在します。
厳選吟味では、その抜群に美味しい魚沼産コシヒカリを生産者より直接仕入れ、一切ブレンドせずにお届けいたします。他の魚沼産コシヒカリとは一線を画す仕入れや品質から、厳選吟味では、このお米を「厳選米」と名付けました。それでは、厳選吟味の魚沼産コシヒカリが、なぜ「厳選米」なのか?
それには以下の5つ理由があります。
本当に美味しい魚沼産こしひかりの産地は、地形土壌の面からみると、河川沿いで粘土質があり、砂礫層が深いところに位置する地域、あるいは用水を受ける川の背後の山岳が高いか深いところ。標高200m~300m程度で西陽の当り過ぎない場所、水は山からの天然ミネラル豊富な伏流水で、イネが病気にかかりにくいことが条件となります。
まさに厳選吟味の仕入れ地域(特A地区)。魚野川や信濃川の河岸段丘や扇状地に広がる沖積土壌は、窒素供給力が小さく、育成初期の養分供給が少ないため、コシヒカリの栽培に最も適しています。
また、魚沼中山間地で育つコシヒカリの美味しさの大きな要素は、お米の旨味成分が多く含まれている糠の層が、胚乳部に、霜降牛肉のように深く入り込んでいることにあります。糖層の状態は地域や気候によって違うことが分かり、山地の良質米といわれる米ほど、糖層が根を生やしたように胚乳部に食い込んでいます。
この、旨味の元であるアミノ酸が多く含まれている糖層が、精米後も米の中に多く留まり、それが美味さの秘密となっています。
そのため、厳選吟味の魚沼産コシヒカリはどんな精米歩合でも美味しさが変わりません。
このほか、でんぷん細胞内のでんぷん粒は、山地のコシヒカリの方が平場のコシヒカリより小さいことも明らかになりました。でんぷん粒が小さい程、炊き上げたときに細胞膜を壊すことが少ないため、これも食感や美味さの理由となっています。
厳選吟味のお米をお召し上がりいただいたお客様にはお分かりいただけると思いますが、ツルツルとした滑らかな口当たりが実感できます。
気候に関しては、昼夜の寒暖差が激しいため、デンプンを多く含み、甘みが増します。登熟期間の平均気温はコシヒカリの最適登熟気温(24℃)に近い地域のため、アミロース含有率が低くなり、お米に粘りが増します。
水質に関しては、魚沼中山間地は豪雪地帯のため水量豊富。水質の良い冷水が夏の時季も田んぼに入り、その水は透明度と酸素量が高く、窒素リン酸などの有機物の汚染が殆どありません。
魚沼地方(5市2町)で獲れたお米はどれも魚沼産コシヒカリとなりますが、そのすべてのお米の品質が高い訳ではありません。
広域な魚沼地方で収穫された米をブレンドした市販の「魚沼産コシヒカリ」では、本物の極上米とは言えません。
生産者の方から直接購入されるのも良いと思います。しかし田んぼの場所は変えられず、害虫の発生や、台風(突風)での倒伏、不作の年もあるため、一生産者が毎年安定して美味しいお米を作り続けるのはなかなか難しいのです。
その点、厳選吟味では、地元魚沼の「米のソムリエ」富井さんが、魚沼米の仕入れ歴20年(米のソムリエ歴16年)の知識と経験で、魚沼で選び抜いた200軒の農家の純米を試食し、そこから最上のものを吟味しています。
地元にコネクションのある米のソムリエが吟味しているからこそ、厳選吟味はいつも変らず美味しい魚沼産コシヒカリを安定してお届けすることができるのです。
米のソムリエ 富井 学お米の美味しさは、稲作に適した地域、気候、土壌、水、そして生産者の“想い”が影響します。私は、その限られたごく一部の地域で、毎年の出来を見極め、生産者を選りすぐり、仕入をおこなっています。
厳選吟味の魚沼産コシヒカリは、市販されている魚沼産コシヒカリではなく、厳選吟味でなければ入手できない、一切ブレンドしていない厳選農家の「魚沼産コシヒカリ純米100%」です。
これは、私の地元である魚沼で、地の利を活かし多くの生産者と交流があるからこそ、可能な仕入れと自負しております。
また、私は生産者ではありませんから、偏ることなく消費者の視点で吟味できます。毎年の天候を鑑み、場所を見極め、その限られた範囲で、安心・安全にこだわる信頼性の高い生産者を選び、さらに食味テストをした上でお米を選びます。
私が選ぶお米の特徴は、「ほんのり甘く滑らかな舌触り、しゃんとした口当たりの良い上品な中粒」が基本です。
お米には「食味値」という美味しさを表す数値があります。
一般的なお米である全農パールライスの平均食味値は100点満点中73点前後ですが、魚沼産コシヒカリの平均食味値は80点前後と平均を大きく上回っています。
その中でも、厳選吟味の仕入れるお米は、食味値90点前後と、一般の魚沼産コシヒカリの平均値を更に大きく上回り、測定数値でも美味しいことが分かります。
※測定機器:静岡精機「食味分析計」使用
魚沼産コシヒカリの一般的な流通は、生産者⇒カントリーエレベーター⇒JA⇒卸業者⇒小売店やスーパーとなります。
ところが魚沼産コシヒカリは、毎年偽装事件が起きています。偽装ということは、つまり流通量が生産量を上回り、別のお米が魚沼産コシヒカリとして出回っているということです。
厳選吟味では、農家から直接仕入れた純米100%の魚沼産コシヒカリを一切ブレンドせずお届けしていますので、先ずは安心、そしてひと口食べれば、市販の魚沼産コシヒカリとは食味や食感が違うことに気付かれるでしょう。
また、一等米とは、見た目だけの判断で、味についての検査ではありません。整粒割合が70%以上であれば一等米になり、例えば、天候さえ安定していれば、農薬をふんだんに使うことで、虫食いも穀粒もなく、意外と簡単に一等米になります。
その点、厳選吟味仕入れのお米は、農薬や化学肥料は殆ど不使用。農家から仕入れた時点で毎年のように一等米ですから、いかに生産者が注意を払い、手間をかけて育てているかが伺えます。
厳選吟味では、毎年自主的に放射能検査を実施しています。農林水産省の農産物出荷基準値が100ベクレル未満の中、1ベクレル未満まで測定できる検査機器(ゲルマニウム半導体検出器)を使用し、「未検出」という結果が出ています。 妊婦の方やお子様にも安心してお召し上がりいただける、またご贈答用にも最適なお米を出荷しています。
※ご希望のお客様には放射能検査結果(写し)の同梱も承ります。
一般に流通しているビニールの米袋は通気性が悪く、温度も湿度も上がります。
その点、厳選吟味では、お米と環境のことを考え、通気性が良く、温度も湿度も上がりにくい紙製のオリジナルの米袋に詰めて、産地より直送します。
角底のヒモ付きタイプですので、袋のまま立てて冷蔵庫に収納でき、そのまま計量カップでお米を取り出せます。
また、ご贈答用としても、箱を開けたときに現れる「厳選米」の筆文字は、シンプルが故、高級感があり、好評をいただいております。※オリジナル袋は5kg、10kg詰め対応
「美味しいお米の炊き方」も同梱いたしますので、先様の食卓でも産地同様の美味しいごはんがお召し上がりいただけます。
他店では購入できない、オリジナルの厳選米で、ギフト選びに差をつけてはいかがでしょうか。
お米にとって、育った土地で、育った空気の下で保存・精米するのが最良のこと。
産地と同じ美味しさをお楽しみいただけるよう、魚沼において、新米時から春までは自然の雪室状態で玄米保管します。お米は新米時から魚沼の冬の寒さに耐えるため徐々に甘味を増していきます。
また春からは気温も上昇するため、常時15℃・湿度75%の貯蔵庫で玄米保管し鮮度を保ちます。
お米も生鮮食品です。
産地にて温度・湿度管理をしっかりとおこない、出荷直前に精米することが望ましいです。美味しくいただける期間は、夏は精米日から20日、冬は40日が目安です。また、精米後は特に酸化が早まり、温度・湿度管理もされない状況下では、食味の落ちるスピードは加速していきます。
一般に流通する魚沼産コシヒカリは、精米から店頭に並ぶまでにどうしても日数がかかりますので、つきたてのおいしさは味わえません。
その点、厳選吟味では、お届け日にあわせて魚沼で精米し発送しますので、精米してからお手元に届くまでの時間が短く、なにより新鮮なお米をお届けできます。
産地でしか味わうことの出来なかった“つきたて”の美味しさを、日本全国どのご家庭でもお召し上がりいただけます。
鮮度と味にこだわった産地保存・産地精米。
魚沼つきたて米だから風味が違います。