味噌なめたか?関興寺(かんこうじ)

先日、南魚沼市にある1410年開創の臨済宗のお寺:関興寺を参拝してきました。
初夏の澄み渡る空気の中、境内から望む残雪の八海山と、見事な枯山水の石庭が印象的なお寺で、白砂と石で山水を表現した静かな庭園を眺めているだけで、自然と気持ちが落ち着いていきます。

そんな関興寺の総門をくぐる際に大きく書かれていた「味噌なめたか」の文字が気になって、境内を散策していると、由来と共に味噌が販売されていました。
「味噌なめたか」とは、戦国時代に上杉謙信の後継者争いがおこり、上杉景勝と縁の深い関興寺は北条軍に包囲されました。その時の住職が「上杉家を裏切ることはできない」と兵の引き渡しを拒み、寺は焼き討ちに遭ってしまいます。
その際に、和尚は上杉家より寄進された六百巻もの大般若経典を味噌桶の中へ隠し、修行僧たちとともに守り抜いたと伝えられています。
やがて人々の間で、「経典を守った味噌にはご利益がある」と評判になり、関興寺には味噌を求めて参拝する人々が絶えなかったそうです。
そして、
「関興寺に参拝したならば、お味噌を頂かなければ何のためにお参りしたか甲斐がない」
「関興寺にお参りして有難い味噌を頂きましたか?」
そんな問いかけの言葉として、
「関興寺の味噌なめたか」という言葉が後世へ語り継がれるようになりました。

参拝後にいただいた味噌は、素朴でありながら深い旨みがあり、昔から受け継がれてきた土地の食文化と歴史を感じさせてくれる味わいでした。
魚沼を訪れる機会がありましたら、関興寺で歴史に触れながら、静かな時間と「味噌なめたか」の味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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