魚沼ならではの山菜:木の芽
ゴールデンウィークを利用して魚沼地方に行ってきました。
先日訪れた際にはふきのとうが芽を出していましたが、今回は山菜が収穫の最盛期を迎えていました。
長い冬ごもりから解放された喜びを実感として味わうのが山菜なので、魚沼の人々にとって、山菜に対する愛着はひとしおです。
セリ・ウド・ナズナ・山タケノコ・ウルイ・トリアシ・ミズナ・アズキナ・ワラビ・ゼンマイ・ギシギシ・カタクリ・ユキノシタなど、数えあげたらきりがありません。
そんな魚沼地方の数ある山菜の中でも、独特の山菜はなんと言っても「木の芽」でしょう。一般的に木の芽というと、山椒の葉を思い出しますが、魚沼地方で木の芽と呼ぶのは、アケビの新芽を指します。アケビを木の芽というのは魚沼地方だけで、食用としているのも魚沼地方だけのようです。
五つ葉のアケビの芽を10cmほど摘んで、塩を入れた湯で硬めにゆで上げて水にさらすだけの簡単調理。卵と醤油を加えてかき混ぜいただけば、独特の歯触りとほろ苦い味わいが酒やビールの肴として最高!箸も杯ももう止まりません。
山ウドは生のまま味噌をつけて、他の山菜は天ぷらにしていただきましたが、都内で食べる山菜料理と味と香りの濃さが段違い!野趣あふれる味わいとはまさにこのことで、雪国の春の喜びをそのまま食べているような感じがしました。
山菜の調理法は、あまり手を加えずに自然の味そのものを生かして食べるところに楽しさがあります。
魚沼地方の短い春の味覚である山菜を思う存分楽しんで、魚沼の人々はその年の米づくりを始めるのです。
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