豪雪地のジビエに舌鼓
魚沼十日町では稲作が始まる遥か昔の約七千年前の縄文時代から、今と変わらぬ豪雪地帯でありながら、山菜やジビエと言った豊富な山の幸を求めて人々が暮らしていました。
豪雪地帯の十日町では、雪の恩恵を受けるのはお米や野菜、山菜などの植物だけではありません。
シカやイノシシ、クマなどの野生動物は、冬になると一面が雪に覆われる山中で餌となる木の実などの餌を食べられず、野生動物の臭みが抑えられ美味しくなるのだそう。
十日町のジビエの美味しさは世界的に有名なフレンチシェフの三國清三の舌をも唸らせるほどです。
そんな十日町のジビエを食べられるのが、山の中の古民家を改良した農家民宿「茅屋や」です。
狩猟から加工まですべてをおこなう漁師の資格を持つ異色の女将:高橋美佐子さんが、野山で獲ったイノシシやシカ等の肉をジビエとして提供しています。
地炉端(囲炉裏)で供される料理はすべて高橋さんの手作り。
イノシシ鍋や鹿肉の煮物と言ったジビエのみならず、自家栽培した地元産の野菜や山菜をふんだんに使った里山料理は訪れた人をホッとさせる優しい味わいです。
茅屋やでは雪国の山暮らしが体験できるほか、季節によっては稲刈りなどの農業体験もできます。
都会の喧騒を離れ、のどかな雪国の山暮らしを一日体験してみてはいかがでしょうか。
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