節季市(チンコロ市)
1月に入ると魚沼地方、特に十日町では正月の小行事がたくさんおこなわれます。
むこ投げや墨塗りなどは全国的に知られ、テレビでも放送される有名行事ですが、1月に4回開かれる「節季市」も雪国魚沼ならではの行事です。
節季市とは農家の人々が、主に冬期間の副業として竹やわら等で作った生活用品、民芸品を持ち寄る市なのですが、別名「チンコロ市」とも呼ばれています。
なぜ「チンコロ市」なのか?
それは農家の方々が持ち寄る民芸品の中に「チンコロ」と呼ばれる細工菓子があるからです。
このチンコロ、「しんこ」という米粉を原料にしています。
干支にちなんだものが多く作られてきました。大きさは3㎝位ですべて手作りのため一つ一つの顔や表情が異なります。
魔よけや福を招く縁起物として飾られたり、囲炉裏で焼いて食べられていましたが、現在は飾り物として買われる方が多いそうです。
原料が米なので、乾燥するとひび割れてしまいますが、ひび割れの数だけ幸せになれるともいわれています。
このチンコロ。一つ一つが手作りなので温かみがあり、実にかわいらしいんです。チンコロ市でも一番人気の商品なので、毎年、チンコロを売る店の前には長蛇の列ができ、あっというまに完売してしまいます。
チンコロ市は毎年1月10日、15日、20日、25日の9-16時頃に開催されています。
1月に十日町にお立ち寄りの際は是非足を運んでみてください。
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