魚沼地方の夏の風物詩:八色原のスイカ
夏の時期になると、南魚沼の八色地区では、あちこちに「スイカ直売」ののぼりと共に、仮設のテントを立て、農家さんがスイカを山のように並べて販売しています。
「新潟=スイカ」のイメージがあまり無い方もいらっしゃるかと思いますが、新潟はスイカの生産量としては全国5位。そして消費量は全国1位とスイカ大好き県なのです。
そんなスイカ大好きな新潟県人が口を揃えて「美味しい!」というのが、八海山の麓の盆地:八色原で育てられる「スイカ」です。
八色原は、土壌が西瓜生産に適している黒色火山灰土、また八海山をはじめとする越後三山を眼前に、周囲を山々に囲まれた盆地地帯で、昼夜の温度格差が激しいという地理的条件にも恵まれています。日中は夏の日差しで暖められ、早い日没で夜は冷やされます。
収穫までの間、八色原のスイカは、真夏の日差しを受け、光合成を盛んにおこない糖分を蓄え、夜の冷え込みから実を守るため、昼間に蓄えた糖分を実に貯め込むことを繰り返します。そのため、他にはないみずみずしさと甘みを醸し出し、シャリシャリとした歯ざわり(シャリ感)が夏の涼味を存分に味わせてくれるのです。
断面は真っ赤に完熟しつつも、エッジが立っていて、抜群のシャリ感を予感させます。
頂点からかぶりつくと、シャリシャリとした食感と共に、すすらなければならないほどの滴る甘い果汁が口中に溢れ、スイカの良い香りが鼻からスッと抜けます。
一気呵成にむさぼりつき、あっという間に完食。これだけの甘さとシャリ感を併せ持つスイカにはそうは巡り会えません。
「夏といえば八色原の西瓜。八色原の西瓜といえば夏が来る」といわれ、魚沼の夏の風物詩としてなくてはならない逸品です。
姉妹サイトあじたびでは、八色原でスイカを作り続けて30年。
こだわりの八色原スイカを栽培されている井口さんのスイカを販売しています。
井口さんのこだわりも詳しく書かれていますのでよろしければご覧ください。
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