霊験あらたか 見玉不動尊

魚沼地方秋山郷の入口の見玉地区に、天台宗の寺社:見玉(みたま)不動尊があります。

見玉不動尊の由来は文治2年(1186年)に、平清盛の家臣宮本清左衛門がお告げによって平家の守護神である不動明王を捧持して見玉村にいたって安置し、自ら初代住職となって正宝院(しょうほういん)が誕生したとされています。

 

駐車場に車を止め、鳥居をくぐり見玉不動尊の本堂へ向かいます。

阿吽の仁王像が守る仁王門を抜けると、急こう配の70段の石段でできた参道が。
石段の途中には「延命水」と呼ばれる長寿の水があり、ここで喉を潤しもうひと頑張り。

仁王門から参道にかけては、両脇に大杉が立っており、中には樹齢700年を超えるものもあります。その大杉の間をぬって流れる7段の滝の優雅な姿が一服の涼を演出してくれます。

 

 

 

 

 

参道を登ったところが本堂。大杉に囲まれた本堂は文政五年(1823年)と大正3年(1914)に焼失し、現存している本堂は大正8年(1919年)に建立されたものです。

建立された本堂は100年近く経過しているため趣ある佇まい。本堂の中には本尊:不動明王が鎮座しています。不動明王は眼眼病に特に霊験があり、昔から多くの眼病治癒の逸話が残っています。そのためか、駐車場近くのお土産物屋さんでは「目薬の木」も売られています。

境内は森林と清流に囲まれているためか、真夏でもクーラーが効いているかのように涼しく、また、地元では隠れたパワースポットとして知られています。

 

 

一服の涼を得に、またマイナスイオンのシャワーに癒されに、霊験あらたかな見玉不動尊を訪れてみてはいかがでしょうか。