行きはよいよい 帰りは・・・

  

見玉不動尊をあとにして、秋山郷をさらに車を走らせること15分ほどで見倉集落が見えてきます。集落の中には、秋山郷の宝石といわれ「新潟の橋50選」にも選ばれた「見倉橋」がかかっています。

見倉橋はたびたび撮影のロケ地にも選ばれ、平成18年カンヌ国際映画祭出展作品の「ゆれる」やNHK大河ドラマ「精霊の守り人」にも見倉橋が撮影地として使われています。

駐車場に車を止め、集落の道端を少し歩くと、見倉橋までの山道が見えてきます。山道の入り口から見倉橋までは100mほど下るのですが、道中の勾配がきつい上に、「熊出没注意!」の看板があったりと、なかなかタフな環境です。

山道を下りきるとそこに見倉橋がかかっています。見倉橋は結東集落と見倉集落を結ぶ橋で、現存する橋としては珍しい天然の吊り橋です。

 

 

 

吊り橋に手を掛けると橋が揺れ、なかなか前に足が進まない厳選吟味スタッフ。ようやく橋の中央まで進むと、息をのむほどの景観に橋の揺れなどすっかり忘れてしまいました。


周囲を見回せば初夏のみずみずしい新緑が青空に映え、眼下にはエメラルドグリーンの中津川渓谷の清流がサラサラと涼しげな音を放ちながら流れています。

新緑の鮮やかな緑を見ながら川のせせらぎにしばし耳を傾け、心身共にリラックス。
地球のエネルギーをたくさんいただき元気になりました。

秋の紅葉の時期にも燃えるような美しさを見せるそうなので、今度は秋に訪れたいと思います。

追伸:
すっかりリラックスした厳選吟味スタッフでしたが、帰りは急こう配の山道をひたすら登る苦行。肩で息をしながらようやく山道を登りきると、見倉橋で引いた汗が再びどっと噴き出してきました。