お米(米飯)の良さについて考える

日本古来からの主食
私たちが健康的な毎日を送るためには、活動のための十分なエネルギーが必要で、そのためには主食を中心としたバランスの良い食事を取ることが大切です。
私たち日本人は古来よりお米を主食として食べてきました。生きていくうえで必要なエネルギー源を主にお米からとってきたのです。

主食にごはんを選ぶとおかずが変わる
ごはんには焼き魚や納豆、味噌汁にお浸しや煮物、漬物などがよく合います。一方、パンはハムエッグ、ベーコン、ソテーやサラダ、牛乳などがよくある献立です。これを比べた時に、圧倒的にパンのおかずの方が脂質が多くなります。
そのため、ごはんを選ぶと、魚・大豆製品・発酵食品・海藻などの食品をとる機会が増え、現代人が摂りすぎている脂質を控えることができるのと同時に、不足しがちな栄養素を補うことにつながります。

ごはんは腹持ちが良い
ごはんは小麦などの粉からできているパンや麺類と違って粒のままで摂取するため、パンや麺類より食べごたえがあり満足感を得られ、体内でもゆっくりと消化・吸収されていきます。そのため腹持ちが良く間食が少なくなります。

ごはんは無添加食品
お米は加工品ではなく原料そのものです。また、炊飯する時も加えるのは水だけです。一方、パンはマーガリンや砂糖、塩などが使われており、スーパーなどで販売されているパンは、イーストフード・乳化剤・酢酸Na・甘味料・香料などの添加物まで入っています。

日本人の消化器系統はごはん食に適している
日本人は長い間お米を主食としてきたため、その消化器系統はお米を最も消化吸収しやすく出来ています。「吸収しやすく」というのは「ふとる」と言う意味ではなく、「負担が少なく有効で健康的に」と言う意味です。満腹時でも、ごはんの場合は気持ち悪さが少ないのは、ごはんが日本人の身体に適しているからだと言えます。

米は保存がきき、調理するのが簡単でエネルギー源になる。主食としてたいへん理にかなったものなのです。