十日町火焔タンタンメン

魚沼十日町は新潟県下でも特に雪深い地域です。そんな雪国の寒さを吹き飛ばそうという思いから誕生したご当地ラーメンが「十日町火焔タンタンメン」です。

現在では市内7店が加盟し、各店で独自の火焔タンタンメンを提供しています。今回は火焔タンタンメンを考案された「万太郎」さんでいただいてきました。

スープには十日町特産のひまわり油をベースにした「ひまわりラー油」を使用した真っ赤なスープに、十日町の特産品である甘くて柔らかい「雪下ニンジン」や、日本一のブランド豚「妻有ポーク」のチャーシューなど個性豊かな具材が盛りつけられたタンタンメンは見るからにボリューム満点!

そして何よりも特徴的なのがラーメンどんぶり。十日町から出土された国宝「火焔式土器」をモチーフにしたラーメンどんぶりは、タンタンメンの刺激的な辛さをより一層高める演出効果に一役買っています。

真っ赤なスープをすすると、見た目ほどの辛さはなく、ピリ辛の味わいが食欲をそそります。一般のタンタンメンスープに入っている胡麻ペーストはひまわりラー油の風味を消さないために敢えて入れていないのだとか。手打ちの太ちぢれ麺はモチモチとしていて弾力がしっかりしており食べ応えがあります。トッピングの野菜やキノコはさすが雪国の野菜だけあって甘みがあり、辛みのあるスープの箸休めになります。妻有ポークのチャーシューは噛みしめるほどに旨みが溢れます。

かなりボリュームのあるタンタンメンでしたが、その味わいと器の面白さが相まって、あっという間に完食。

 

 

 

豪雪地帯に地元食材をふんだんに使用した炎のタンタンメン。十日町のご当地ラーメンを堪能し、身体の芯まで温まってきました。

手打ちラーメン万太郎HPより掲載