魚沼の冬の味覚

魚沼地方では長い冬に備えて、越冬用の貯蔵野菜が多いですが、漬物の王座はやはり野沢菜でしょう。

二百年ほど前、長野県野沢温泉の健命寺の住職が、京都遊学の折に持ち帰った「天王寺かぶ」が野沢菜になったと伝えられています。

 

長野県が本場と言われている野沢菜ですが、発祥の地:野沢温泉が近いことから、魚沼地方でも野沢菜は冬の味覚として各家庭で食べられています。

 

味付けには、塩のほかに、味噌・みりん・柿の皮・昆布・唐辛子など色々と工夫を凝らし、家ごとに秘伝の味を競い合います。

 

飴色に漬けあがった野沢菜の柔らかい歯触りと、さわやかな風味は酒の肴にも珍重され、雪国の味として喜ばれています。

野沢菜にはビタミンCやβカロテンが多く含まれ、食物繊維も豊富。また、野沢菜漬けは乳酸菌がたっぷり含まれているため、腸内環境を整えるのに役立ちます。

 

魚沼地方の冬の厳しい環境の中でも風邪を引かず元気に過ごせるよう、野沢菜漬けが一役買っているかもしれません。